骋贬骋排出量の算定?报告?见える化サービスを提供する公司は、カーボンクレジットの売买で利益をあげるべきではない、というのがパーセフォニの考えです。そもそも、その2つは、利益相反が発生する関係にあるからです。
本记事では、この件に関するパーセフォニの公式见解をお伝えします。
パーセフォニは设立当初から、カーボンクレジット市场(オフセットも含む)に関して、2つの基本的な信念を持っていました:
- 信頼できる组织によって検証された炭素クレジットは、気候変动の缓和に贡献することができる。よって、代替の缓和策(削减策)が难しい状况に限って、このソリューションの広がりを支援する。
- 骋贬骋排出量の算定?报告?见える化サービスを提供する公司が、営利目的でカーボンクレジットの売买を行うことは、利益相反である。
パーセフォニのコア?ミッションは、组织が规制および投资家の基準を満たす気候データを算定?报告し、最终的に骋贬骋排出量の削减までを支援することです。私たちは、ファイナンスト?エミッション(投融资先の排出量)の算定?管理を含む包括的な炭素会计のプロセスを効率化?简素化できる高性能のソフトウェアを通じてこのミッションを体现しています。私たちが提供するソフトウェアによって、公司?金融机関は、彼らの『骋贬骋データを、财务データと同じ正确さ?高い信頼性で管理できる』ようになりました。実のところ、それがパーセフォニ设立当时からのスローガンでもあったのです。
骋贬骋排出量算定?报告ソフトは、财务会计ソフトと同様、信頼性と透明性が何よりも重要なのです。
骋贬骋排出量の算定?报告?见える化サービスを提供する公司が、カーボンクレジットを営利目的で贩売している场合、利益相反が発生します(一般的に、炭素会计ソフトの精度が高いほど、カーボンクレジット购入の必要性は低くなる)。例えば、粒度が低い汎用データ(例:支出额)だけを用いた炭素会计では、粒度の高いデータでの算定に比べて排出量が高く见积もられます。そうすとと、コスト削减のみが(会计上の)骋贬骋排出量削减に繋がるため、それ以外の削减努力の成果を正确に测定することが难しくなります。その结果、排出量を管理?削减するためには、オフセット购入に頼る可能性が高くなるのです。より炭素强度の低い材料?素材を购入するなど、排出量削减のための努力の中には、コストが高くなり、その结果、排出量が高く见积もられてしまうという矛盾も存在します。
例を挙げると、ある高級衣料品ブランドが、高品質のオーガニックコットンを購入する時にサプライヤーにプレミアム価格を支払っているとしましょう。アパレル製造業の排出量を算定する際、支出に基づく排出係数は素材の種類を区別しません。 つまり、素材に関わりなく、アパレル製造業全体の購買額と全体の排出量をもとに排出係数が割り出されているのです。 結果、企業がより炭素排出量の少ない素材を調達するための努力をしたとしても、支出に基づく算定では、企業努力によって削減されたであろう排出量を把握することができません。 さらに、サプライヤーに支払う価格が低い他の企業と比較すると、同社の排出量は高く算定される傾向にあるため、脱炭素化戦略の一環として、より多くのカーボンクレジットを購入する必要があるケースも出てきます。
一方、世界が今後ネットゼロへ向かっていくプロセスにおいて、カーボンオフセットが重要な役割を担っていることは確かです。パーセフォニはパートナーとのネットワークを通じて、お客様からのカーボンクレジット利用リクエストに対応しています。 2021年、パートナーであるPatchと協力して、パーセフォニのウェブサイトに手数料無料のカーボンクレジット一覧を作成し、お客様にとって便利な仕組みを構築しました。ウェブサイトには、パーセフォニはいかなる取引からも利益を得ることはなく、単純にPatchへ紹介するだけであることを明記しました。
私たちは、お客様(潜在的なお客様も含む)から、パーセフォニという公司が持つ伦理観、厳密さ、透明性の高さを评価いただいています。そういったお客様からのありがたい声にさらに応えていくために、前述のカーボンクレジット无料绍介サイトもすべて撤廃することにいたしました。これは、より高精度な骋贬骋排出量算定ソフトウェアをお客様へ届けるというパーセフォニの意思表示でもあります。
パーセフォニの意思表示とは里腹に、炭素会计ソフトウェア业界では、カーボンクレジットを贩売することが一般的になりつつあり、その部分から利益の大部分を得ている公司もあります。确かに、カーボンクレジットは気候変动产业において重要な役割を担っており、成长を続ける仕组みです。しかし歴史を振り返ると、 ビジネスモデルにこのような利益相反性を持つ公司が様々な问题に直面する可能性は决して低くありません。 このような问题は、単なる伦理的な问题である场合もありますが、ビジネス的な不正行為につながることもあるのです。
炭素会计ソフト事业者がオフセット事业に手をだすことの危うさは、简単にいうと、买う部分と売る部分が混同してしまうことで、公正な市场が実现しにくくなる、ということです。今现状は问题が表面化していなくても、取引における何らかのインセンティブが设けられ始めると、将来的な问题発生は避けられないでしょう。
オフセット取引に限らず、より広くサステナビリティ业界を见渡してみると、売る侧?买う侧をちゃんと分ないことで、様々な问题が出てきているのは事実です。
パーセフォニの立场
进化し続けるカーボンオフセット市场において、取引のしやすさと同じくらい大切なのが、信頼と透明性の高さです。パーセフォニは、カーボンオフセット取引に関わらないという决断をしたわけですが、それは、会计士、监査役、投资银行家、弁护士などの金融専门家が、顾客との取引を行う前にコンフリクトチェックを行い、売る侧と买う侧の両方の业务に携わることを避けるのと同じ理由です。コンフリクトのある取引というのは往々にして、利益を得る人だけが得をして、関係する他のすべてのステークホルダーに害を及ぼすからです。
误解を生まないようにもう一度はっきりさせておくと、パーセフォニは、公司が幅広い脱炭素化计画の一环として、良质なカーボンクレジットに投资し続けること自体には賛成しています。ただし、カーボンクレジット取引の际には、リスクを避けるために、プロジェクト検証に特化したプロジェクトデベロッパーやブローカーに相谈することをお勧めします。
もちろん、パーセフォニは、カーボンクレジット業界が成功することを望んでいますし、その分野が盛り上がることは、私たちのビジネスにも良い影響を及ぼすでしょう。 だからこそ、パーセフォニは、Patch社やCarbon Direct社のような、カーボンクレジットやオフセットの深い専門性を持つ素晴らしいパートナーを応援し続けます。彼らのビジネスに深い敬意を払っていますし、今後もその思いは変わらないでしょう。
あなたは今、GHG排出量の算定?報告?見える化サービスの導入を現在検討中でしょうか?もしそうなら、選択の際のヒントを差し上げたいと思います。それは、そのサービスがGHG排出量を削減していく過程で役立つ機能を有しているかどうかを確認することです。 さらに、サービスの導入には十分な情報収集が欠かせませんが、以下のような質問をベンダーに投げかけることも、適切な情報を得るのに役に立つでしょう;
- カーボンクレジットの贩売で利益を得ていますか?その场合、潜在的な利益相反を避けるためにどのような工夫をしていますか?
- 自社の全体の骋贬骋排出量の算定には、多岐にわたる算出方法が必要になりますがそれらは全て揃っていますか?また、排出量算定の后、排出削减努力を进捗管理できるシステムはありますか?
- 自社の排出量算定(データ)の精度を长期的に向上させていくために、どのようにサポートしてくれますか?骋贬骋プロトコルが推奨するすべての算出方法を搭载していますか?
今回は记事として、カーボンクレジット?オフセットに関する弊社のスタンスを公表しました。パーセフォニが、透明性をとても大切にする公司だからこそ、皆様にお伝えしました。もしご不明点などございましたら、いつでもご连络いただければ幸いです。
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